夏サミ2014で確認したユーザー企業と開発ベンダーの姿 #devsumi #natsumi #natsumiB1 #natsumiB3

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夏サミ 2014 こと、Developers Summit 2014 Summer を終えました。事前にオススメセッションとして紹介させていただきましたが、参加いただけましたでしょうか?

夏サミ 3つの関わり


今回の夏サミでは、3つの顔で関わりました。

  • Story トラックの悪巧み担当
  • アトラシアン提供セッションのアレンジャー
  • アトラシアン展示ブース担当

アトラシアン展示ブースについては、結論から言うとほとんどブースにいませんでしたw ほとんどの時間をスピーカー控え室への表敬訪問(と言う名の歓談のひととき)、関係させていただいたセッションの聴講に費やしていたからですが、それでも、ブースで「企画ー計画ー開発ービルドーデプロイ」の一連の流れを一気通貫でつなぐ「価値のパイプライン」を作ることの大切さや、Confluence, JIRA (JIRA Aaile), Stash (or Bitbucket), Bamboo による一貫性と本業に集中するところを数回、ご覧いただきました。

[B-1] KDDIのAgile&DevOpsへの挑戦と戦果 by KDDI 川上さん


Story トラックの悪巧み担当として、KDDI さん講演をお願いしました。発端は、デブサミの新オーガナイザーの鍋島さんとお話しをしていたときのこと。今回の夏サミのコンセプトと、Story トラックへの想いを聞いたあとに直感で、「KDDI さんに話してもらいたい」と思い、社名を伏せて鍋島さんにこういう会社さんの取り組みが主旨にマッチするのではないか?と提案しました(Enterprise TED でやってくれた社内コミュニティと取り組みの発表もアイデアとして出させていただきました)。

KDDI さんについては、アトラシアンに参加したあとに、アジャイル界の超イケメンコンサルタントの紹介で、現場を訪問させていただいたことがきっかけで、私の持っている知見を共有させていただいたり、ディスカッションをさせていただいたりしていました。

そして、KDDI さんに講演のお願いをしに鍋島さんと行き、主旨をご理解いただき、快諾いただきました。セッションを聞いた方はご存知のように、先日発表した

法人向け IDaaS 「KDDI Business ID」


のリリースを控えたさなかでのご快諾です。本当に感謝、感謝です。

KDDI さんには、「同じようにこれからの新しい開発と運用のあり方への挑戦を共有していただきたい。完成したものをというより、現在進行形が参加者にとって有意義だと思う」とお伝えしました。KDDI さんで実際にやっていることや、そこでのテクノロジーやテクニカルなお話しもしていただくことができるのですが、夏サミは、[Enterpise] です。そこにマッチしたテーマで講演をお願いしました。

講演では、Agile と DevOps への取り組み至った経緯から赤裸々にお伝えくださいました。今までの開発のやり方やユーザー企業としての開発ベンダーとの関わり方から、そこでの課題についてもお話しくださり、その上で、アジャイルへ舵を取ってみた経緯、そこでの課題や苦悩もお話しいただきました。

特に、「最初にわかっていた課題もあるが、やってみてはじめてわかった課題もある。それに取り組んできた」というやり方、上司の理解、そして進化し続ける姿勢のお話しくださったことは、同じように取り組みをされている、これから取り組みをしていこうとしている、そして、取り組もうと思っていなかったけど、取り組まなくなっていく、参加者にとってとてもヒントと気づきの詰まった発表だったのではないかと思います。

講演では、アトラシアン製品のフル活用についても言及いただけました(アリガトウゴザイマシタ)。KDDI さんでは、企画ー開発ー運用をつなぐ仕組みとして、Confluence – JIRA – Stash – Bamboo で動くソフトウェアが育つ様とその流れが透過になるように運営をされています。継続的インテグレーションというと、ツールを使って単に自動化することが目的となってしまうことが多いですが、目的とやるべきことを常に見据えたツールの活用をし続けていらっしゃることはとてもすばらしいことです。

それは、講演中の「DevOps の Dev は、企画と開発、Ops は、運用だけではなく、運用と、営業、業務、CS を意識することが重要」からもわかりますね。何をしなければならないのか、そのためのどのような仕組みにしなければならないのかと常に考え、ふりかえり、検査と適用をしてきたからこそ見えてきた気づきを共有くださったと思います。

アジャイルであっても、アジャイルであるからこそ、プロジェクトマネージメントの重要性を説いた部分も同様ですね。

講演の模様については、Twitter のツイートが Togetter でまとめてありますので そちらもぜひご覧ください。

[B-3] 創業122年の企業と顧客価値にコミットした開発を実現する試みと成果について by TSR 青木さん、GxP 鈴木さん、和智さん


翔泳社さんと悪巧みをしており、「Story トラック」について十分に理解していたこともあり、アトラシアン提供セッションで、ツールはもとより、ソリューションの発表を私自らが行うことは全く頭にありませんでした。事例にこだわり、GxP さんに相談をしました。GxP さんは、アトラシアン製品を活用してユーザー企業さんととても良好な関係を築いていると共に、アトラシアン製品のパートナーさんでもあります。鈴木雄介さんに相談したところ、東京商工リサーチ (TSR) さんの事例が主旨にあっているのではないかとご提案いただきました。

話しをしているうちに、だったら、全体観と、開発側、そして可能ならお客様側からの視点で共有できたら、[Entperise] な参加者に最適な気づきを共有できるのではということで、開発リーダーの和智さんにも来ていただき、ディスカッションしました。後に GxP さんから TSR さんにお話しをもっていっっていただき、なんと、TSR 青木さんもお話しいただけることに!

元々、アトラシアン製品の話しをしていただこうと思っていませんでしたが、これで益々ツールの話しはいらないと確信しましたw

講演では、「プロダクトオーナー(シップ)」を誰が担うのかという柱というか導出から、ユーザー企業と開発ベンダーの関係のあり方についてお話しがありました。先述の通り、全体、開発、顧客の3つの視点でそれらについて発表されていて、それぞれの立場の方が参加される夏サミ[Enterprise]にとってとても有意義な「場」となったのではないでしょうか?

青木さんの締めのメッセージでもある「ユーザー企業と開発ベンダーは二人三脚であったほしい」「前でも後ろでもなく、横にいて一緒に歩んでほしい」は、開発に携わる人間の一人としてもグッと来ました。丸投げや、責任をどちらかに寄せるではなく、ともに顧客価値、ビジネス価値を向上させるための仕組みとしての IT への取り組む姿勢が大切であること、そこに行き着くには過程があり、それが大切であり、そして、やり方や考え方は、一つではないこと、模索し、よい関係をつくることの大切さとそれができる環境にすることを共有いただきました。

私は、過去にいくつかユーザー企業さんと開発ベンダーさんが共同で登壇された発表を聴講する機会に巡り会っています。そのほとんどが、デブサミのようなパブリックな場ではなく、ユーザー企業や開発ベンダーの社内イベントでした(私は講演者としてその場に居合わせることができ、聴講できた役得な立場ですw)。

そこでも毎回感じるのは、ユーザー企業側、開発ベンダー側の双方で高い信頼関係をもっていることです。それは講演中や講演後の夫婦漫才のような掛け合いや、本気で次の課題をぶつけ合っているところからもよくわかります。今回の TSR さんと GxP さんの関係も高い信頼関係を築いていらっしゃったことが感じられました。




 

講演の模様については、Twitter のツイートが Togetter でまとめてありますので そちらもぜひご覧ください。

まとめにかえて


この二つのすばらしい講演についての感想や気づきのポイントなど、ぜひ講演者の方々にお伝えいただければ幸いです。ぜひ、私にもお聞かせください!

どちらのセッションも、私は「協調」がテーマだったのだと思いました。ユーザー企業と開発ベンダー、企業内での相互理解、チーム内での相互理解と、協調できるようにしていったことにより気づきや改善、進化、その積み重ねでの信頼関係だと思いました。それぞれの立場、立ち位置だけでは近視眼的になってしまいがちです(確証バイアス)。共有の目的にコンセンサスを持って取り組むことで、異なるミッションを持つ同士も協調し合い、今まで見えなかった課題や解決先、応用力が着いてくると言われています(建設的相互作用)。

 

 

 

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One thought on “夏サミ2014で確認したユーザー企業と開発ベンダーの姿 #devsumi #natsumi #natsumiB1 #natsumiB3

  1. 自分が参加しなかったセッションがまとめだけでなく、ブログで見れると、とても良い♪♪♪

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